セキュニティとは?現状と今後・重要性まで解説|サイバーセキュリティ.com

セキュニティとは?現状と今後・重要性まで解説



各地域における情報セキュリティの共助コミュニティとして、「セキュニティ」の取り組みが広まっています。この記事では、セキュニティや「地域SECUNITY」について詳しく解説します。

セキュニティとは

セキュニティ(SECUNITY)とは、セキュリティ(Security)とコミュニティ(Community)から成る造語です。情報セキュリティに関する知見を共有するためのコミュニティであり、経済産業省が立ち上げた「地域SECUNITY」を指しています。

経済産業省の「地域SECUNITY」とは

経済産業省の「地域SECUNITY(セキュニティ)」とは、各地域ごとに形成される情報セキュリティコミュニティです。中小企業、情報セキュリティ企業、自治体、教育機関など、各地域の組織が参加しています。

地域SECUNITYの活動目的は、情報セキュリティ対策の共有や相談、および地域の情報セキュリティ向上です。経済産業省が主体となり、日本各地の地域SECUNITY形成を支援しています。

参照地域SECUNITY(セキュリティ・コミュニティ)

地域SECUNITYの現状と今後

2023年現在、地域SECUNITYは日本各地に構築されています。地元企業や民間団体の参加促進のため、経済産業省は「地域SECUNITYマップ」を公開しています。地元の地域SECUNITYに参画したい場合、公式サイトを確認してみてください。さらに、地域SECUNITYを形成し、継続的に運営するための「プラクティス集」も掲載されています。

経済産業省HP地域SECUNITY(セキュリティ・コミュニティ)

経済産業省は、地域SECUNITYの将来像として以下の項目を挙げています。

  • 情報セキュリティの課題解決に地域一体で取り組む
  • 各地の地域SECUNITYの連携
  • 情報セキュリティソリューションの共同開発
  • 地域内の「ニーズ」と「シーズ(​​※企業の持つ技術やサービス)」のマッチング

こうした将来像の達成に向け、地域SECUNITYの活動が広がっています。

地域SECUNITYの重要性

地域SECUNITYは、サイバーセキュリティの情報提供の場として機能しています。地域SECUNITYに参加することで、サイバーセキュリティに関する相談や人材育成が可能です。また、地元のセキュリティベンダーの存在を知り、連携することで、各地域や産業分野の特性を踏まえたセキュリティ対策に取り組めます。

まとめ

セキュニティとは、情報セキュリティ対策の学習や相談の場として、各地域で形成されたセキュリティ・コミュニティです。経済産業省が促進している「地域SECUNITY(セキュニティ)」として、日本各地で構築されています。近年始まったばかりの取り組みですので、今後さらなる発展が見込まれます。


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