レイヤー7DDoS攻撃(Layer 7 DDoS Attack)は、OSIモデルのアプリケーション層(レイヤー7)を標的にした分散型サービス拒否(DDoS)攻撃です。この攻撃は、ウェブサーバーやアプリケーションに過剰なリクエストを送りつけ、処理能力を圧迫してサービスをダウンさせることを目的とします。レイヤー7DDoS攻撃は、従来のネットワーク層(レイヤー3・4)攻撃とは異なり、リクエストが正規のものに見えるため、検出が難しく、対策が困難です。対策としては、WAF(Web Application Firewall)を導入して異常なリクエストをフィルタリングし、サーバーの負荷分散を強化することが重要です。また、トラフィックの異常をリアルタイムで監視し、早期に攻撃を検知して対応することも必要です。