ブルートフォース攻撃(ブルートフォースアタック)|サイバーセキュリティ.com

ブルートフォース攻撃(ブルートフォースアタック)

ブルートフォース攻撃(Brute Force Attack:ブルートフォースアタックは、総当たり攻撃とも呼ばれ、パスワードや暗号化キーを推測するために、あらゆる組み合わせを試行して正解を見つけ出す攻撃手法です。攻撃者は、自動化されたツールを使用して、可能な限りのパスワードや鍵の組み合わせを次々に試し、最終的に正しい認証情報を見つけてシステムに不正アクセスします。この攻撃手法は時間がかかる場合もありますが、強力なコンピュータリソースやツールを使うことで比較的短時間で成功することもあります。

ブルートフォース攻撃の対象となるのは、ユーザーのログイン画面や暗号化されたデータ、Wi-Fiネットワークなどが一般的です。特に、短くて単純なパスワードや弱い暗号化キーを使用している場合、この攻撃が成功する可能性が高まります。また、攻撃者がリスト型攻撃(辞書攻撃)と併用して、よく使われるパスワードを効率的に試す場合もあります。

対策としては、複雑で長いパスワードを設定することが最も効果的です。また、アカウントロックアウト機能や多要素認証MFA)を導入することで、一定回数以上のログイン失敗を制限し、攻撃を防ぐことができます。さらに、CAPTCHAやIPアドレスの監視によって、不審なアクセスを検出・ブロックすることも有効です。


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