画像:筑波大学より引用
筑波大学は2024年6月3日、同大教員による転送先メールアドレスの設定ミスに関連し、同大教員や学生等の関係者のメールアドレス1,248件が外部流出したと発表しました。
筑波大学によると教員は2023年3月7日、大学で使用しているメールアドレスが受信したメールを、自身の Gmailアドレスに転送するため、転送設定を行いました。ところが教員は本来メールアドレスの一部である姓と名の順番が逆になった、誤ったアドレスを設定。更にこれに気付かないまま放置したことにより、合計1万1,096件のメールを第三者に誤転送。結果として、同大教員や学生等の関係者のメールアドレス1,248件や一部関係者の氏名情報が流出したことが判明しました。なお、誤送信は2024年5月9日、教員が誤転送設定に気づき、停止したことにより判明ました。
筑波大学はメールアドレスの漏えいを受け、転送メールの情報を調査し確定するとともに、転送先にメールの削除を依頼しました。公表時点で情報がウェブ等に流出した形跡はなく、披漏えい者に謝罪しているとのこと。今後は全教員に個人情報の適切な取扱いを徹底するよう指導。組織全体の情報セキュリティ意識の向上を図るとしています。