画像:NTTビジネスソリューションズより引用
NTT西日本の子会社であるNTTビジネスソリューションズの元派遣社員が顧客情報を不正に流出した事件について、持ち出された情報が名簿業者に約1千万円超で売却されていたことが複数のメディアで報じられています。
事件が明るみに出たきっかけは2022年10月、はちみつ製造関連事業社である山田養蜂場が、顧客情報約400万件の流出について岡山県警に相談したことです。県警が流出情報を捜査したところ、流出元がNTT西日本の子会社に勤務していた元派遣社員の関与疑いが浮上。更に捜査を進めたところ、元派遣社員は2013年ごろから断続的に顧客情報を持ち出し、その数59の事業者、900万件(公表時点)に及ぶ可能性が判明しました。
NTTビジネスソリューションは事件についてセキュリティ体制の不備を説明しています。同社によると、元派遣社員はUSBメモリを使用して不正ダウンロードしていた疑いがあるとのこと。同社は今後、グループ全体でUSBメモリの仕様を禁じるなどして再発防止に努めるとしています。
参照NTT西系情報流出、名簿1千万円超で売却か 元派遣社員/日本経済新聞
参照NTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員によるお客さま情報の不正流出について(お詫び)/NTTビジネスソリューションズ