鹿児島市、別の自治体名乗る人物からの不審電話で個人情報漏えい|サイバーセキュリティ.com

鹿児島市、別の自治体名乗る人物からの不審電話で個人情報漏えい



画像:鹿児島市より引用

鹿児島市は2023年9月13日、市の市民税課に所属する職員が別の自治体職員を名乗る不審な電話に応じ、市民2名の個人情報を流出したと明らかにしました。

情報によると職員は2023年9月12日、別の自治体の職員を名乗る電話を受けました。内容はある市民の課税権の有無を確認するといったもので、職員はこれに応じ、世帯主の氏名や世帯人数、居住年数などを話しました。

ところがその後、この電話は自治体と全く関係ない、不審な電話であったことが判明します。鹿児島市が連絡元であったはずの自治体に確認したところ、電話で伝えられた職員は実在せず、架空の存在であったことが判明。さらに鹿児島市に電話した職員自体、存在していないことがわかりました。

問題となったのは漏えい対象となった市民2名です。鹿児島市は対応のため、市民らに事情を説明し警察に相談。自宅周辺のパトロールを依頼するなどの対応を取りました。

なお、鹿児島市では、他の自治体からの情報照会に対して、折り返し対応を取るようにしていたとのこと。しかし、今回の事案ではそのような対応が取られず、直接対応としていました。鹿児島市は今後、再発防止に努めるとしています。

参照個人情報の漏えい等事案の個別公表について/鹿児島市


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