北九州市の委託事業者が39名のアドレス誤送信、チェック形骸化か|サイバーセキュリティ.com

北九州市の委託事業者が39名のアドレス誤送信、チェック形骸化か



画像:北九州市より引用

北九州市は2023年6月28日、公営競技局地域貢献室が開催するイベントの委託事業者が、参加者募集メールを誤送信し、市民39名のメールアドレスを漏えいしたと明らかにしました。

北九州市によると、委託事業者は2023年6月26日、イベント定員の空きを埋めるため、過去別のイベントに参加した市民ら39名に向け案内メールを外部一斉形式で送信しました。ところが、担当者はメールアドレスを入力する際、本来「BCC」欄に入力すべきところを「To」欄に入力し送信しました。

電子メールは「To」欄に入力されたアドレスを他の受信者にも表示します。このため、送信対象となった市民らの間でメールアドレスが表示されてしまう事態が発生。北九州市は委託事業者から誤送信の報告を受け把握しました。

なお、委託事業者では送信前に複数名で確認する体制を取っていました。しかし、外部送信を繰り返すうちに形骸化したのか、誤送信メールにおいてはチェック体制が取られていなかったことがわかっています。

市によると、委託事業者は現在関係先に謝罪およびメールの削除を依頼しています。また、今後は送信前のチェック体制を徹底するなどして再発を防止するとのことです。

参照「スーパー紙飛行機を作って遠くへ飛ばそう」の案内メールの誤送信について/北九州市


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