画像:ホテルグランヴィア大阪より引用
ホテルグランヴィア大阪(JR西日本ホテルズ)は2023年6月1日、同ホテルが利用しているオランダBooking.com社の宿泊予約管理システムが外部からのサイバー攻撃を受けたことにより、一部システム利用者の個人情報が流出し、不正利用された可能性があると明らかにしました。
説明によるとホテルグランヴィア大阪は2023年5月29日、Booking.com社から不正アクセスおよび情報流出について連絡を受けました。グランヴィア側が確認したところ、同ホテルにおいてもBooking.com社経由で予約したユーザーについて流出懸念があると判明。さらに対象者の一部においては、Booking.com社の管理システム内のチャット機能を利用した、フィッシングサイトへの誘導行為も確認されました。
ホテルグランヴィア大阪は事案を受け、Booking.com社サービスの管理システムパスワードを変更する措置を講じました。しかしながら、既に情報が流出していた場合、これを止める術はないと説明。流出が懸念情報には氏名や連絡先だけでなくカード情報も含まれているため、注意を呼び掛けている状況です。
なお、同社は不正アクセスの原因等詳しい情報について「調査中」としています。ただし、Booking.com社サービス以外を経由した予約については流出対象外とのことです。
参照【重要なお知らせ】不正アクセスによるお客様の個人情報流出の可能性と、フィッシングサイトに誘導するメッセージの配信についてのお詫びとお知らせ/ホテルグランヴィア大阪