大阪府接種センターで誤送信、ワクチン予約者36名の氏名が流出|サイバーセキュリティ.com

大阪府接種センターで誤送信、ワクチン予約者36名の氏名が流出



画像:大阪府より引用

大阪府は2022年10月7日、新型コロナウイルスワクチン接種会場「大阪府心斎橋接種センター」にて誤送信が発生し、ワクチン接種予約者ら36名の氏名が流出したと明らかにしました。

大阪府によると同センターでは2022年9月18日、台風14号の接近により2022年9月19日の一部予約キャンセルを決定しました。担当者はこのため、対象となる接種予約者ら37名に中止の連絡メールを送信しましたが、送信後一部受信者から「メールに別人の氏名が記載されている」旨の連絡が入ったとのこと。

これを受けセンター側が確認したところ、37名に宛てた連絡メールのうち36名において、本来記載すべきでない別の予約者の氏名が記載されている事実が判明。大阪府はこのため、対象者らに謝罪しました。

マニュアル徹底されずミスが発生

大阪府は誤送信について、メール送信業務においてマニュアルが遵守されていなかったと分析しています。

大阪府によると、大阪府心斎橋接種センターのメール送信事務は委託事業者が担当していたもので、メール送信事務について「メール送信する際は、個人の氏名を記載せず、Bccで一斉送信する」旨マニュアルを作成・指示していました。

ところが、メール操作を担当した職員は府のマニュアルを徹底せず、「宛先」を用いて個別にメールを送信していたとのこと。この結果、宛先欄に入力されたメールアドレスと本文記載の氏名が一致しない事態が発生。誤送信に繋がったとしています。

なお、大阪府はこれを受け、今後は委託先事業者にマニュアルに定められた手順を遵守するよう、指導すると発表。また、メール送信時、複数の職員で確認するよう求めるとしています。

参照個人情報が記載された電子メールの誤送信について/大阪府


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