山口県萩市、案内メール誤送信で32名のアドレス流出|サイバーセキュリティ.com

山口県萩市、案内メール誤送信で32名のアドレス流出



山口県萩市がこのほど、市が提供する県外在住者向け災害関連サービス「萩フレンド保険」の加入者に向けた電子メールにて誤送信が発生し、加入者のうち32名のメールアドレスが流出したと明らかにしました。

「萩フレンド保険」は災害発生による避難時に、加入者に6泊7日の宿泊サービスを提供する県外在住者向けのサービスです。萩市によると「萩フレンド保険」は加入者特典が付帯しており、市の担当者がこれを通知するため、2022年8月25日に案内メールを外部一斉形式で送信しました。

ところが、担当者が電子メールの送信形式を指定する際、本来は同報者のアドレスを非表示にすべきであるところを、全員の氏名とアドレスが表示された状態で送信するミスを起こしたとのこと。萩市は情報が流出したと判断し、送信先となった加入者らに謝罪し、メールの削除を依頼しました。

再周知であり作業手順が徹底されず

萩市によると、誤送信の原因は電子メール送信業務の作業手順が徹底されなかったことによるものです。

地方自治体で業務を遂行する際は、書類の発送など簡易な業務においても、担当課内あるいは部署内で決済を取ってから遂行します。萩市においては外部向けの案内メールを発信する前に決済を取り、送信先のメールアドレスも確認していましたが、今回のメールは案内の再周知となるため手順が徹底されず、結果としてミスの見落としに繋がったとのこと。

萩市ではこのため、今後は再周知メールでも課内の複数の職員が確認したうえで、送信を実施すると説明。再発防止に努めるとコメントしました。

参照「萩市がメール送信で氏名など個人情報流出 全員に謝罪/NHK NEWS WEB」


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