画像:株式会社WISHシステムコンサルティングより引用
株式会社WISHシステムコンサルティングは2022年7月27日、同社従業員等117名の個人情報が記録された顔認証サーマルデバイスが所在不明になったと明らかにしました。
説明によると、紛失したサーマルデバイスは2022年7月1日開催の展示会「自治体・公共Week2022」に設置していたものです。ところが展示会終了後、デバイスを含む各種機器を自社まで郵送したところ、荷受時に紛失が判明しました。
同社はサーマルデバイスの所在を巡り警察への届出や宅配業者、東京ビックサイトへの問合せ、開梱時の再確認を行いましたが、公表時点で発見には至らず。何らかの要因により紛失したものとして、事実を公表しました。
情報運用規定やルールの見直しで対応
株式会社WISHシステムコンサルティングによると、サーマルデバイスには2022年4月時点の社員86名および2020年11月以降の退職者31名の個人情報が記録されていました。
同社のサーマルデバイスは顔認証型であるため、氏名や顔画像、社員番号が格納(暗証番号付)されています。公表時点で流出被害は確認されていませんが、同社は今後も調査を継続するとしています。
なお、同社は個人情報の取扱のルールや運用面に不十分な点があったとして、情報セキュリティ委員会との連携のもと、運用規定やルールを見直すと発表。社内の情報セキュリティ教育も徹底し再発を防止するとしています。
参照個人情報漏洩の可能性に関するお詫びとお知らせ/株式会社WISHシステムコンサルティング