相次ぐ感染被害報告、砺波自動車学校でもEmotet不審メール|サイバーセキュリティ.com

相次ぐ感染被害報告、砺波自動車学校でもEmotet不審メール



画像:砺波自動車学校より引用

砺波自動車学校(学校法人富山県自動車学園)は2022年6月10日、学園が運用しているパソコンがEmotetに感染し、学園グループ校や職員を名乗る不審なメールを確認したと明らかにしました。

Emotetはマクロ機能などを悪用し感染し、被害端末のメール情報を抜き出して、組織や職員になりすまし不審なメールを送信する極めて悪質なマルウェアです。

説明によると、既に過去学園とやりとりした顧客や関係者に対して、学園を名乗る不審なメールが送信され続けているとのこと。同園は既にEmotetの駆除に成功しましたが、既に情報流出の可能性や不審メール被害は生じているため、関係先に謝罪するとともに注意を呼び掛けている状況です。

受信時は開封せず削除呼びかけ

砺波自動車学校は、確認した不審メールについて、メールドメインだけでなく、送信者の氏名表示などが異なっていると指摘しています。

具体的には、同園はメールドメイン「***@p-tds.net」を使用していますが、不審メールは別のものを使用しているとのこと。また、氏名表示も異なるものを使用しているとのことです。

なお、同園が確認したメールには、不審なファイルが添付されていたり、URLの記載があります。同園はこのため、受信時はこれらを開封せず、削除するよう呼び掛けています。

参照不審メールに関するお詫びとお知らせ/砺波自動車学校


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