香川県のコロナ対策認証制度HPにて誤設定、申請者情報がトップに|サイバーセキュリティ.com

香川県のコロナ対策認証制度HPにて誤設定、申請者情報がトップに



画像:香川県より引用

香川県は2022年5月31日、同県が運営するかがわ安心飲食店認証制度専用ホームページにて展開したPR表示に誤設定があり、誤って認証制度申請者の住所をトップページに表示したと明らかにしました。

かがわ安心飲食店認証制度とは、香川県が新型コロナウイルス感染症対策の目的から設定したもので、一定の感染症対策を実施した店舗に対する認証制度です。同県では認証を取得した店舗を公にするため専用のホームページで表示していました。

問題が発生したのは2022年5月31日に同県が委託先事業者を通じて設置したホームページ上のPR表示です。同県は本来、トップページにて認証店舗をランダムで表示する計画でしたが、委託先担当者の設定に誤りがあり、店舗情報ではなく、申請者の住所情報を表示する事態が起きたとのことです。

被害店舗に謝罪文を郵送

香川県は誤設定による原因を、委託事業者担当者の操作ミスと県職員の確認不足としています。誤設定を発見したのは同県職員であるものの、公開後の対応であり、本来なら公開前に把握すべきと捉えているものと見られます。

また、同県は被害者対応として、制度専用ホームページにて謝罪するとともに、掲載している2,603店舗に向け謝罪文を発したとのこと。また、委託事業者に対して報告書の提出を求め、再発防止策を講じるとしています。

参照かがわ安心飲食店認証制度専用HP上における個人情報の流出について/香川県


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