ときわ会グループがEmotet感染、実在職員名乗る不審メール|サイバーセキュリティ.com

ときわ会グループがEmotet感染、実在職員名乗る不審メール



画像:ときわ会グループより引用

公益財団法人ときわ会、医療法人社団ときわ会などから成るときわ会グループは2022年5月24日、同グループの一部のパソコンがEmotetに感染したと明らかにしました。

説明によると、感染の影響で同会に所属する実在職員を名乗る不審なメールが送信されているとのこと。同会は感染判明後に被害拡大防止策を実施しましたが、既に発信された不審メールを留める術はなく、送信先に注意を呼び掛けています。

不審メールは開封せず削除を

Emotetは感染した端末からメール情報等を抜き出して、これを引用した形の不審メールを送信することで知られているマルウェアです。被害は世界的に見ても日本国内で顕著です。既に多くの被害事例が確認されていますが、いくつかの共通点なども挙がっています。

ときわ会によると、同会で確認されたメールにおいても、Emotetは実在する職員を名乗っていますが、メールドメインは同会が使用する正規のアドレスとは異なるとのこと。このため、受信者においては受信メールに不審な点がある場合、開封せず削除するよう呼び掛けています。

参照【お詫び】コンピュータウィルス(Emotet)の感染について/ときわ会グループ


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