
画像:ミタチ産業株式会社より引用
ミタチ産業株式会社は2025年7月4日までに、香港のグループ会社であるMITACHI(HK)COMPANY LIMITED(ミタチ香港)が第三者による不正アクセスを受け、システム障害が発生した旨、発表しました。
ミタチ産業社によれば2025年6月30日、ミタチ香港にてシステム障害が発生し、調査の結果、サーバーが外部からの不正アクセスによって暗号化され、アクセス不能となっていることが確認されました。さらに影響はミタチ香港にとどまらず、ネットワーク接続を持つ①MITACHI ELECTRONICS(SHENZHEN)CO.,LTD.、②MITACHI INTERNATIONAL(MALAYSIA)SDN.BHD.、③PT. MITACHI INDONESIAにも及んでいることが判明。同社はこのため、ネットワークの遮断措置を講じる事態となりました。
ミタチ産業社は現在、各拠点では現地当局への届け出を済ませ、外部の専門事業者と連携した対策チームを組織し、復旧に向けた対応が進めています。2025年7月4日時点では、中国、マレーシア、インドネシアの各拠点において限定的ながらも業務を再開しています。なお、情報流出の有無については確定しておらず、サーバー内のデータが一部漏えいした可能性が否定できない状況です。
ミタチ産業社は今後、被害範囲の調査および侵入経路の特定を急ぐとともに、再発防止を目的としたセキュリティ対策の強化を進めていく方針です。また、新たな情報が判明し次第、速やかに開示する考えを明らかにしています。
参照当社グループ会社における不正アクセスによるシステム障害に関するお知らせ|ミタチ産業株式会社