JA熊本経済連でEmotet系の不審メール、感染は確認されず|サイバーセキュリティ.com

JA熊本経済連でEmotet系の不審メール、感染は確認されず



画像:熊本県経済農業協同組合連合会より引用

熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)は2022年5月16日、実在する同会役職員を装った不審ななりすましメールが送信されていることを確認したと明らかにしました。

JA熊本経済連によると、確認されたなりすましメールは同会が過去実際にやりとりしたメール件名や文面を引用したもので、2022年に入り国内で急拡大しているEmotetの特徴を有しているとのこと。ただし、会内の端末にセキュリティチェックを実施したところ、Emotet感染が認められた端末は確認されなかったと説明。

公表時点で原因は明らかになっていませんが、同会は今後も不審メールが送信される可能性があるとして、リンクや添付ファイルに注意を払うよう呼び掛けています。

Emotet系の不審メール

JA熊本経済連によると確認された不審メールにはいくつかの特徴があります。

具体的には、メールは添付ファイルの開封を目的としたもので、本文には開封を促す文章やパスワードが添えられているとのこと。メール情報にには、過去のメール件名や文面を引用されているほか、差出人に実在する同会役職員名を記載しています。

ただし、同会によるとメールアドレスは会と全く関係のないものが使用されており、識別は可能とのこと。同会では具体的な感染被害は確認されていませんが、今後もセキュリティ強化に努めるとしています。

参照【重要】なりすましメールに関するお詫びと対処について/熊本県経済農業協同組合連合会


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