電気通信大学の端末がEmotet感染、流出情報利用した不審メールか|サイバーセキュリティ.com

電気通信大学の端末がEmotet感染、流出情報利用した不審メールか



画像:電気通信大学より引用

電気通信大学は2022年3月28日、大学職員および学生が利用していたパソコンがEmotetに感染し、メールサーバーの不正利用被害が生じたほか、メール情報が流出した可能性があると明らかにしました。

説明によれば、Emotet感染により被害端末に記録されていたメール情報や関連個人情報が流出し、情報を利用したと見られる不審メールが確認されたとのこと。さらに攻撃者はメールサーバーの認証情報も盗み出し、同大サーバーからEmotetの感染拡大を狙ったと見られる不審メールを発信しています。

電気通信大学はこのため、事実を公表したうえで不審メールの受信者らに謝罪。添付ファイル等感染を狙ったファイルに警戒するよう呼び掛けています。

認証情報の変更措置など対策実施

電気通信大学はEmotet感染に伴い、対策および再発防止策を公表しています。

同大によれば、感染したパソコンから流出したと見られる、職員や学生の認証情報はすべて変更を決定。さらに不審ファイルの拡大を防止するため、発信されたメールに暗号化ファイルが添付されていた場合、これを隔離して送信するセキュリティ対策を実施。再発を防止するとしています。

参照電気通信大学におけるマルウェア感染による、ウイルスメール送信に関するお詫び/電気通信大学


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