
画像:経済産業省より引用
経済産業省は2022年2月23日、昨今の情勢からサイバー攻撃事案の潜在的なリスクが高まっているとして、同省国内の企業・団体に対してセキュリティ対策を徹底するよう注意を発しました。
同省は注意の理由を「昨今の情勢」とし具体的な部分に触れていませんが、ロシア-ウクライナ問題を指しているという見方が有力です。具体的な対策としては
- リスク低減に繋がる措置(パスワードの見直しやIoTおよびVPNまわりの警戒、不審メールなど)
- 早期検出(サーバーログの解析やネットワーク監視など)
- 被害への対処(バックアップや連絡体制の整備など)
等について対策を強化するよう推奨。サイバー攻撃による被害が発生したり、発生が懸念される状況に陥ったときは、同省やセキュリティ機関へ相談するよう求めました。
ウクライナで大規模攻撃確認される
渦中のウクライナにおいては、2022年2月23日時点で大規模なサイバー攻撃が確認されています。
情報によると、同国は大量のデータを意図的に送り付けるDDoS攻撃を受けており、既に議会や政府、外務省のサーバーがダウンしているとのこと。また、ウクライナ国内の各種金融機関に対するサイバー攻撃も確認されており、同国は対応に追われています。
参照昨今の情勢を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化について(注意喚起)/経済産業省
参照ウクライナで大規模サイバー攻撃、政府サイトがアクセス不能/Yahoo!ニュース