画像:株式会社シムネットより引用
株式会社シムネットは2022年2月9日、アニコムグループのグループ企業に所属する従業員にEmotetに感染し、メールサーバーからのデータ流出が発生したと明らかにしました。
Emotetとは、オフィス系ファイルや外部URLを添付したメールを通じて、感染を拡大することで知られているマルウェアです。感染後は情報流出を引き起こすだけでなく、流出データを引用し、実在人物を名乗ったり、実際にやりとりしたメールへの返信を装うことから、セキュリティ対策が難しいマルウェアとして知られています。
シムネット社によれば、Emotetによる被害は情報流出にとどまらず、社外にも及んでいます。同社によれば、実在従業員を名乗る第三者からの不審なメールが確認されたとのことです。
Emotet感染
シムネット社によると現在、Emotet感染により実在人物を名乗る不審メールが社内外に送信されています。
このため、同社はメール受信者らにメールドメインを確認するよう呼び掛けています。公式サイトにてアニコムグループのメールドメインを公開し、一致しない場合は実在人物からのメールであっても、開封しないよう求めました。
参照【重要】アニコムグループを装った不審メールに関するお詫びとお知らせ/株式会社シムネット