
画像:株式会社ラック
株式会社ラックは2022年1月14日、取引先担当者等の情報を含む文章ファイルを記録していたハードディスク(HDD)がフリーマーケット市場に流出し、第三者の手により復元されたと明らかにしました。
ラック社によると2021年10月31日、匿名の通報者より「フリーマーケットで購入したHDDにラック社のビジネス文章が入っていた」と指摘を受けたことにより懸念が浮上。同社が通報者とのやり取りし文章のスクリーンショット等を確認したところ、流出した文章はいずれも同社に関係のあるものであると判明しました。
同社はこのため、弁護士を通じて通報者とやり取りを行い、2021年12月17日にHDDを回収しています。内部を確認したところ、HDDには過去同社に所属していた従業員が扱っていたと見られるビジネス文章2,069件(うち最大1,000件については同社従業員および取引先従業員の個人情報が記載アリ)が記録されていました。
元従業員が私用HDDに文章記録か
株式会社ラックによれば、流出が確認されたHDDは同社に所属していた元従業員が使用していた私物のHDDです。
発表によれば、流出に関わった元従業員は同社が業務用PCの入れ替えを実施した際、社内ルールに反して問題のビジネス文章等を個人所有のHDDに不正記録していたとのこと。この従業員がHDDをフリーマーケット市場に出品したため通報者の手にわたり、流出が発生したとのことです。
なお、同社は回収したHDDの機種やシリアルナンバーから経路を辿っており、元従業員がフリーマーケットで販売していたHDDといずれも一致も確認したと発表。同社はビジネス文章が同社から流出したものであると判断し、取引先担当者らに連絡を取り、謝罪しました。
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- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
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- 5.高度化するサイバー犯罪
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