大阪府が個人情報含む薬局認可相談内容を誤掲載|サイバーセキュリティ.com

大阪府が個人情報含む薬局認可相談内容を誤掲載



画像:大阪府より引用

大阪府は2021年9月17日、府の薬務課がホームページを更新した際にミスを起こし、誤って本来公開すべきでない地域連携薬局・専門医療機関連携薬局の認定申請に関する個人情報を含む相談内容を掲載したと明らかにしました。

地域連携薬局・専門医療機関連携薬局とはがん等の専門的な薬学管理など特定の機能を備えたとされる薬局です。薬務課では専門薬局の認定に対する相談内容をエクセルファイルに記録するなどしていましたが、2021年8月31日のホームページ更新時に個人情報を伏せた形での「よくある質問」を公開する際、誤って個人情報が含まれたエクセルファイルをリンク先として指定するミスを起こしたとのこと。

これにより、該当コンテンツへアクセスしたユーザーが、意図せず相談内容および個人情報を閲覧できる状態が発生。大阪府は2021年9月8日にミスに気づき、修正対応を取りました。

チェック不足原因と説明

大阪府薬務課によると、相談内容として誤掲載したエクセルファイルには、府に専門薬局認可を相談した31名の氏名や所属団体・連絡先が記録されていました。

このため、府は2021年9月9日~2021年9月10日にかけ、対象者らに個別に連絡を取り謝罪しています。なお、大阪府は誤掲載の原因をチェック不足と位置づけ、今後は複数の職員でのチェックを徹底すると発表。再発防止に努める考えを明らかにしています。

参照薬務課ホームページでの個人情報の流出について


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