画像:公益財団法人群馬県スポーツ協会より引用
公益財団法人群馬県スポーツ協会は2021年4月20日、県スポーツ協会が実施する「ぐんまスーパーキッズプロジェクト2021」の選考会受験者に向けて発信した電子メールについて誤送信が発生し、受験者および保護者ら合計170名分のメールアドレスが流出したと明らかにしました。
誤送信の原因は、メール送信時の設定ミスによるものです。
県スポーツ協会によると、協会は2021年4月16日に選考会開催資料を提供するために、担当者が受験者らに向け外部一斉形式での電子メールを作成していました。ところが、担当者は電子メールの送信形式を指定する際、本来同報者のアドレスを隠すために「BCC」で送信するよう求められているにもかかわらず、「TO」形式で送信するミスを犯したとのこと。
これにより、メールの宛先として指定された受験者らのメールアドレスがお互いに表示される事象が発生し、流出が確定したとしています。
送信後、ミスに気付き被害者対応
群馬県スポーツ協会はメール送信時、宛先設定のミスに気付いていませんでした。ところがメール送信後、受験者に情報が流出していると指摘が入ったことにより、誤送信が判明したとのこと。
このため、県スポーツ協会は誤送信による流出の事実関係を調査した上で、流出先の受験者ら全員に謝罪を実施。さらに誤送信メールの削除を依頼する対応を取りました。
なお、県スポーツ協会は今後、外部一斉メールを作成する際は複数名で情報流出につながるミスの有無をチェックすると発表。再発防止に努める考えを明らかにしました。