海上自衛隊は2021年3月15日、組織内の共有サーバーにアクセスし、海上自衛隊に所属する全女性隊員約2,700名の個人情報を持ち出したとして、東京都の補給本部に所属する40代男性隊員を停職処分にしたと明らかにしました。
情報によると、停職処分を受けた男性隊員は補給本部への異動前の2016年頃より、職場のパソコンから女性隊員の生年月日や経歴、家族構成などの情報が記録されている共有サーバーにアクセスをしていたとのこと。
また、この男性隊員は補給本部への異動後、職務上の必要がないにも関わらず、同僚を通じて持ち出した情報を電子メールに添付して自身に送らせていた事実が判明しました。
私的な目的で持ち出しか
男性隊員は持ち出した情報を、私的に利用していたものと見られています。
情報によると、男性隊員は女性隊員との会話の際、手に入れた情報を利用して話題にするなどしていたとのこと。ある女性隊員が男性隊員との会話の際、男性隊員が伝えていないはずの家族構成を知っていたことから不審に感じ、事態が明らかになりました。
なお、男性隊員は情報持ち出しの動機について「知人隊員の所属などを調べるため」と供述しているとのことです。
参照海自、全女性隊員の情報持ち出し 補給本部の男性2曹、停職処分