画像:昭和大学病院より引用
昭和大学病院は2020年11月30日、同院医事課事務所内で運用する患者情報入りのUSBメモリについて、同日までに紛失していた事実を公式ウェブサイトにて明らかにしました。
発表によると、紛失したUSBメモリは診療費等の請求管理の目的で運用されていた媒体で、特定期間に同院から診療請求の発生した患者14万9,335名分のデータが記録されていたとのこと。
同院は紛失の詳細な経緯を明らかにしていませんが、紛失現場が同院医事課内であることなどから、院外への流出の可能性はないと判断。被害可能性のある患者や家族に、謝罪を発表しています。
氏名や診療年月日などが流出か
昭和大学の発表によると、USBメモリの内部に記録されていた情報は、同院が2017年1月~2020年7月にかけて診療請求を行った患者に関するデータです。
同院が明らかにしたところによると、情報の内訳としては患者番号や氏名のほか、診療年月日、保険者番号、公費番号、診療日数、請求点数などが記録されていたとのこと。
このため、同院は再発防止策として、再度全職員に情報管理および運用に関する徹底した注意喚起を行うとしています。