社会福祉法人群馬県社会福祉協議会は2020年9月20日、同会の職員が使用するパソコン端末がマルウェア「Emotet(Emotet)」に感染したことにより、端末からアクセスできるメールアカウントに記録されていたメールアドレス370件および個人情報468件について流出が確認されたと公表しました。
同会によると、2020年9月14日~2020年9月15日にかけて、群馬県ふくし総合相談支援事業事務局(以下:支援事業事務局)を名乗る迷惑メールが会員事業者に向け発信される事象が発生しました。同会はこれに関連して、関係先にFAXやウェブサイトを通じて注意喚起を進める一方で調査を進めていましたが、2020年9月16日に入り、同会職員の端末の感染が発覚。
このため、同会では改めて注意喚起を実施したほか、セキュリティ対策を進める決定を下しました。
研修申込者などの情報流出
群馬県社会福祉協議会によると、記事発表時点で流出が懸念される情報は、研修申込者や協議会役員などのメールアドレス370件および個人情報468件です。
同会によれば、流出した個人情報の内訳は、氏名や性別、生年月日に電話番号などが含まれているとのこと。このため、協議会では個別に流出情報の内訳を調べた上で、被害者らに謝罪と説明を進めているとのことです。
参照【お詫びとお知らせ】PCウイルス感染に伴う個人情報流出の可能性について