野村證券元従業員が法人情報275件を他社に提供|サイバーセキュリティ.com

野村證券元従業員が法人情報275件を他社に提供



大手証券会社の野村證券株式会社は2020年9月10日、同社に所属していた元従業員が不正な方法により社内情報を持ち出し、現在の勤務先企業である日本インスティテューショナル証券に流出していた事実を明らかにしました。

同社によれば、問題の従業員は2019年10月、日本インスティテューショナル証券に営業部長として入社。ところが、入社後に元の勤務先である野村證券の従業員に働きかけ、2020年1月~2020年7月にかけて情報を要求。

野村證券側の従業員もこれに応じ、元従業員に複数回に渡り、内部情報を提供し続けていたとしています。

法人情報275件が流出

野村證券の発表によると、元従業員が流出させた情報はいずれも同社と取引関係にある法人企業の情報275件です。ただし、野村證券および日本インスティテューショナル証券は流出情報に関係する二次被害等は確認されていないと発表。

野村證券は法的措置を含め厳正な対応を執ることを検討するとともに、流出対象となった企業に謝罪を表明した。

また、今回 の事態を真摯に受け止め、情報の厳正な取扱いを徹底し、より一層の情報管理態勢の強化 に全力で取り組んでいくとのことです。

参照法人のお客様の情報流出について


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