公立大学法人公立諏訪東京理科大学は2020年8月11日、同大学に所属する教員1名が遠隔授業を実施する際、授業を履修する大学生の個人情報1件を誤って流出させたと明らかにしました。
同大学によると、事案は2020年8月7日に教員が遠隔授業で利用した、画面共有機能により起きたものです。
同大学では新型コロナウィルスの感染防止の目的からPC端末を使用した遠隔授業を進めていましたが、担当教員は授業中、学生情報が確認できる状態で画面共有機能を利用したため、授業を履修する大学生41名に、情報が表示されてしまったとしています。
学生から指摘が入り発覚
諏訪東京理科大学によると、今回の流出は遠隔授業を履修した学生から指摘が入り、発覚したものです。
指摘を受けた同大学は事実関係を確認したところ、教員は授業中に約3分間、学生らに被害学生の学籍番号などの基本個人情報を提示していた事実が判明。
このため、同大学は被害を受けた学生に謝罪の上で、今後は授業に利用するPC端末の状態や提出する資料に個人情報が含まれていないか等を確認するよう、大学として取り組む方針を示しました。
参照個人情報の流出について(お詫び)/公立大学法人公立諏訪東京理科大学