エアイベント事業メール誤送信で個人情報が流出か|メロンブックス|サイバーセキュリティ.com

エアイベント事業メール誤送信で個人情報が流出か|メロンブックス



画像:メロンブックスより引用
株式会社メロンブックスは2020年7月20日、同社が展開する「エアイベント事業」におけるイベント主催者とのやりとりにおいて、同社従業員のミスにより主催者ら29名の個人情報に流出の可能性が発生したと明らかにしました。
メロンブックスによると、同社従業員は2020年7月14日、エアイベント開催に向けてイベント主催者ら7名ににデータを送信。ところが、送信後にファイルを受信した一部の主催者から「別の主催者の個人情報が含まれている」との指摘が入り調査を進めたところ、同社担当者が本来送付すべきでない別の主催者個人情報の含まれたファイルを、イベント主催者らに送信していた事実が判明しました。
このため、同社は2020年7月20日までに誤送信先のイベント主催者らに連絡し、該当ファイルの削除を要請しています。

共有ファイルの操作ミスが原因か

メロンブックス社によると、今回の流出の直接的な要因はファイルの誤送信にあるものの、根本的な原因としては「ファイルの保管方法」および「(社内環境における)情報共有やデータ取扱い」の2点にあるとしています。
同社によると、イベント担当者らの作業環境は、一部イベント主催者の個人情報を記録したデータベースと、開催が決定したイベント主催者に記入してもらうデータシートを、同一のファイル内に保管するものでした。また、これらのファイルは複数の担当者が任意に閲覧や編集できる環境下に置かれていたため、一部担当者が操作を誤り個人情報に関わる部分を「非表示(視覚的には表示されないが、データとしては残っている)」していた事実が判明しています。
今回誤送信を起こした担当者は、こうした「非表示状態」に気づかないままファイルを送信してしまっており、これが流出の原因に繋がったとの見方を示しています。このため、同社は今後、データの編集権限を訂正し、管理者のみが扱える状態に変更することで、再発防止に繋げると結びました。
参照弊社事業『エアイベント』に於ける個人情報流出に関するお詫びとお知らせ/株式会社メロンブックス


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