画像:個人情報が記録されたUSBメモリの紛失について/目黒区より
東京都目黒区は2020年5月13日、区民向けの乳がん検診事業を委託する厚生中央病院にて、2019年度分の精密検査対象の患者情報35件を記録したUSBメモリの紛失事案が発生したと明らかにしました。
発表によれば2020年4月10日、精密検査対象となった患者の受診率を調査するために区が病院側に2019年度分の個人情報を記録したUSBメモリを手渡しましたが、2020年4月23日になり病院の執務室内において、USBメモリの紛失が発覚。その後、病院側は捜索を進めたものの発見には至らなかったため、区は2020年5月12日、対象者らに紛失として報告したと説明しています。
ずさんな保管ルールにより紛失か
目黒区は一連の紛失事案の原因として「USBメモリは保管庫で管理することになっていたが、適切な管理がされていない」と説明し、病院側の管理体制のまずさを指摘しています。
そのため、目黒区は病院側に対して、USBメモリの管理方法について指導を徹底するよう要請。事案は全庁で共有し、再発防止に努める考えを明らかにしました。
なお、目黒区によれば、USBメモリに記録されていた情報は次の通りです。
- 受診者の氏名
- 住所
- 生年月日
- 性別
- 検診受診日(一部の方は精密検査結果を含む)