アダルト動画視聴サービスで利用者の個人情報誤表示か|SODプライム|サイバーセキュリティ.com

アダルト動画視聴サービスで利用者の個人情報誤表示か|SODプライム



画像:弊社運営の「SODプライム」における個人情報等流出に関するお詫び及びお知らせ/ソフト・オン・デマンド株式会社より

成人向け動画サービス「SODプライム」を提供するソフト・オン・デマンド株式会社(以下:SOD社)は2020年3月19日、SODプライムで発生していた個人情報誤表示の可能性について、詳細情報を公開しました。

利用者からの報告で発覚

これによると、同社は2020年3月16日より、「SODプライム」にて動画200本を無料開放するサービスを提供していましたが、アクセスが集中したため通常の環境から、CDNサービスへの切り替えを実施。

ところが、同日中にクレジットカード決済代行業者を通じて利用者から「自分のアカウントでログインしたら,他人のアカウントに切り替わった」との報告が入ったため、対応策としてベンダーの指摘に基づき修正作業を進めましたが、再び不具合を報告する指摘が入ったため、最終的にサーバーをメンテナンスモードに切り替え、サービスの一時停止を決定したと説明しています。

3月16日(月)19:23 SODプライムにて動画200本を無料公開したところ、アクセス過多が発生。対応策としてCDNサービスを利用する
3月16日(月)22:50 決済代行会社を通じて顧客より「自分のアカウントでログインしたら,他人のアカウントに切り替わった」と報告を受ける
3月16日(月)22:57 サーバーをメンテナンスモードに切り替え、サイトへのアクセスをシャットダウン。ベンダーからキャッシュに関係する指摘を受け、「個人情報をキャッシュしない」,「画像/JS/CSSのみキャッシュで設定」などの対策を実施
3月17日(火)08:25 メンテナンスモードを解除し、サービスを再開
3月17日(火)21:03 顧客から直接「自分のアカウントでログインしたら,他人のアカウントに切り替わった」と指摘受ける
3月17日(火)21:08 サーバーをメンテナンスモードに切り替え、サイトへのアクセスをシャットダウン。現在に至る

視聴履歴など流出か

SOD社は誤表示問題について、2020年3月16日および17日の一部時間帯において発生したもので、期間中に同社サイトにログインした会員について、別の会員情報が表示される事象を確認したと、流出を認める発表をしています。

同社によれば、誤表示ユーザーが被害者らマイページにアクセスした場合、メールアドレスやニックネームのほか、購入・視聴履歴やレビューリストなどの情報が閲覧できる状態でした。また、同社サイトでの配送履歴のあるユーザーについては、氏名や住所・電話番号も流出した可能性があった可能性もあるとのこと。

一部メディアで話題に上っていたクレジットカード情報の流出については「弊社において保存しておらず,クレジットカード情報について,他のお客様が閲覧できる状態にはなっておりません」と否定しています。ただし、対象期間中に同社決済代行会社が購入履歴の確認を進めていた事実も判明しており、対象となる顧客については個別に連絡するとのこと。

なお、同社は今後、セキュリティー専門会社と調査を進め、原因や被害規模の究明を進める方針です。

対象者 期間中に同社サービスにアクセスした会員ユーザー
期間 2020年3月16日および17日の一部時間帯
件数 調査中
内訳
  1. マイページにアクセスした場合に表示される情報
    ・ニックネーム
    ・メールアドレス
    ・購入履歴
    ・視聴履歴
    ・レビューリスト
    ・投稿動画
    ・会員ステータス
  2. 配送履歴のある顧客について表示される情報
    ・氏名
    ・住所
    ・電話番号

参照弊社運営の「SODプライム」における個人情報等流出に関するお詫び及びお知らせ/ソフト・オン・デマンド株式会社


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