株式会社友利は2019年4月1日、同社が運営するECサイトの「本味主義」が何者かの不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報2,926件が流出した可能性があると明らかにしました。
不正アクセスは2018年10月、決済カード会社より指摘を受け発覚。同社がカード決済機能を停止し、第三者調査機関に調査を依頼したところ、サーバーシステムの一部に脆弱性が発見され、一部のクレジットカード情報の流出が判明したとのことです。
インシデントの流れ
株式会社友利で発生したインシデントの流れです。
日時 | 内容 |
---|---|
2018年10月10日 | 一部のカード会社からカード情報の流出懸念の連絡 |
2018年10月14日 | 「本味主義」のカード決済機能の停止を決定 |
2018年10月14日 | 第三者調査機関に調査を依頼 |
2018年11月22日 | 第三者調査機関による調査が完了 |
2019年2月22日 | 個人情報保護委員会に報告 |
2019年2月22日 | 管轄警察機関に被害申告 |
被害状況や再発防止策
株式会社友利によると、2017年5月22日~2018年10月14日の期間中に、「本味主義」でクレジットカード決済した顧客に流出の可能性が生じています。
流出情報の内訳や数は下記の通り。
対象 | 漏洩した情報の内容 | 件数 |
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2017年5月22日~2018年10月14日にカード決済したユーザー | クレジットカード番号、住所、電話番号などの送り先情報 | 2,926件 |
上記のうち2018年9月5日~2018年10月14日にカード決済したユーザー | クレジットカードの有効期限、セキュリティコード、カード名義人名 | 523件 |
同社は今回のインシデントを受け、再発防止に向けてセキュリティ体制の強化に努める考え。停止中のクレジットカード決済機能については、改めてウェブサイトで発表するとしています。