画像:電子メールアドレスの流出について/横浜市より
横浜市消防局横浜市民防災センターは2019年1月16日、横浜市消防音楽隊「創設60周年記念演奏会」への応募者に向けて電子メールを送信する際に、担当職員1名が送信設定を誤り、メールアドレス合計60件が2,192名もの宛先に流出したと明らかにしました。
同センターの発表によると、送信先の設定ミスが原因。本来すべての送信先で「BCC」設定で送信すべきところを、誤って「TO」設定で送信したことにより、受診者らの間でメールアドレスが共有されたとしています。
受信者の指摘により発覚
横浜市消防局横浜市民防災センターによると流出は2019年1月15日、受信者の指摘により発覚しました。
指摘を受けた同センターが調査を進めたところ、メール送信を担当した職員の送信履歴から宛先設定のミスが発覚。メールは合計2,192名の宛先を60のグループに分けて送信され、1名分のメールアドレスが最大100名に流出したとしています。
横浜市消防局横浜市民防災センターは影響を受けた可能性のある受信者ら60名に対して電話で謝罪を実施。受信者2,192名に向けて、メールの削除要請を出しています。
誤送信防止システムが機能せず
横浜市消防局横浜市民防災センターはインシデント発生の原因として、
- ダブルチェックをしなかったこと
- メール誤送信システムが実質的に役立たなかったこと
上記2点を挙げています。
送信設定のミスによる流出事案は全国各地で多発しています。しかし担当職員はダブルチェックをせず送信したとのこと。また同センターのメールシステムには誤送信防止システムが搭載されていましたが、職員には送信設定に関する認識がなく、役に立たなかったとのことです。