不正アクセスで個人情報約5億人分が流出、米国最大手ホテル企業マリオット|サイバーセキュリティ.com

不正アクセスで個人情報約5億人分が流出、米国最大手ホテル企業マリオット



画像:マリオットインターナショナルより

大手国際ホテル企業のマリオットインターナショナル(Marriott International)は2018年11月30日、同社の傘下企業スターウッド・ホテル&リゾートのデータベースに不正アクセスを受けたと明らかにしました。

マリオットの説明によると、不正アクセスの影響により同ホテルの顧客情報約5億人分が流出。また一部情報にはパスポート番号やクレジットカード番号が含まれているとしています。

セキュリティチームによる調査

マリオットの説明によると、2018年9月8日に社内のセキュリティシステムが不正アクセスの警告を発したことにより、情報流出の懸念が浮上。

同社がセキュリティーチームによる調査を実施したところ、不正アクセスは2014年から行われており、2018年9月10日以前の予約情報について情報のコピーや暗号化を行った痕跡が見つかったとしています。

流出情報の内訳は?

マリオットインターナショナルのデータベースからは約5億人の情報が流出。流出項目は各人により異なり、概ね下記の通りとしています。

  • 流出件数、約3億2,700万人
    氏名
    住所
    連絡先
    パスポート番号
    一部にクレジットカード情報を含む

なおマリオット側は残りの約1億7,300万人についても、氏名や住所・メールアドレスなど一部の情報が流出。同社は専用のウェブサイトとコールセンターを設置し、顧客対応を進める考えを示しています。

参照Marriott hack hits 500 million Starwood guests/BBC news


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