画像:三重県立相可高等学校HPより
三重県教育委員会は2018年10月15日、相可高校に勤務する男性教諭(51)が、メールの誤送信したため、情報漏洩が発生したことを明らかにしました。
県教委によると、教諭は学校を退学した男子生徒2名と女子生徒1名の退学・転学情報を記載したメールを、生徒や保護者ら1,549名に送付したとのこと。事実を把握した同校は謝罪を表明しています。
事案の経緯は?
情報によると、男性教諭は2018年10月11日頃に、学校のパソコンから同校の非常勤講師に向けて業務連絡用の電子メールの送信を試みたとのこと。
ところが男性教諭は操作を誤り、生徒や保護者ら1,549名に退学・転学した生徒ら3名の情報を誤送信してしまったと説明しています。
なおメール本文には3名の氏名こそ伏せられていたものの、学年や組は記載されており、転学先も明記。学内関係者であれば特定は容易なため、深刻な情報漏洩です。
県の規定に違反の可能性
男性教諭が起こした誤送信は、当然大きな問題です。
しかし県教委によると、学校では重要な情報のメール送信そのものを禁止していたとのこと。男性教諭が送付したメールは内容的にこの基準に違反した可能性もあり、この場合は内規違反と見ることができるでしょう。情報セキュリティの在り方が問われる事案です。
なお県教委は、男性教諭の処分の検討を進めていると述べています。
参照退学・転学者の情報流出 相可高の男性教諭 業務連絡メールを誤送信 三重/Yahoo!ニュース