画像:株式会社ダンゴネットより
不動産業者向けサービスなどを提供する株式会社ダンゴネットは2018年6月7日、メール送信にて設定ミスが発生した結果、情報漏洩が起きたことを公表しました。
同社製品の1つである「賃貸名人 東京版」のバージョンアップ情報を電子メールにて通知する際に、誤送信を起こしたとのこと。同社は被害者に対して謝罪し、再発防止策を表明しています。
事案の経緯は?
今回の事案は、2018年6月6日に発生しました。
同社製品「賃貸名人 東京版」の5.5.2vlのバージョンアップ通知を行う際に、送信先にメールアドレスを通知してしまう「To」設定での送信を行ったとのこと。結果として、同社の顧客間でメールアドレス情報が共有されることとなり、流出に至ったという流れになります。
ヒューマンエラーへの対策は
今回の事案で漏洩したアドレスは、合計200件(61件分の未達分を含む)とのこと。同社は同時送信の上限を200件に設定していたため、被害規模は限定的なものとなりました。
なお、事案を受けた同社は再発防止策として、複数名でのチェック体制を宣言。更に同法送信をシステム化することで、ヒューマンエラーを防止する考えです。
送信ミスは業界問わず頻出するインシデントであり、こうした対処法は非常に有効。同様の懸念がある企業においても、導入が推奨される対策です。
参照お客様メールアドレス流出に関するご報告とお詫び/株式会社ダンゴネット