最大9万2,882件の漏洩、森永乳業が不正アクセス被害の続報を発表|サイバーセキュリティ.com

最大9万2,882件の漏洩、森永乳業が不正アクセス被害の続報を発表



画像:森永乳業より

森永乳業株式会社は2018年6月4日、同社が受けた不正アクセス事案の続報発表を行いました。サイト上に公表された同社発表によると、第三者機関の調査により最大9万2,882名分の個人情報が漏洩した可能性があるとのこと。

同社は、現在は不正アクセス攻撃への耐性や脆弱性について問題がないと説明しているものの、クレジットカードによる決済については、セキュリティ強化策を実施した上で再開と述べています。

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事案発生後の対応は?

森永乳業への不正アクセスは、2018年4月28日に決済機関による連絡により発覚した事案です。同社は2018年5月9日にその旨発表を行いましたが、その後第三者機関「PCF社」に調査を依頼。

今回その調査結果として、以下の流出可能性が考えられる個人情報を報告しています。漏洩件数は合計で9万2,882件。その内訳は下記の通りです。

  1. カード情報およびカード情報以外の個人情報
    最大2万9,773名
    (2015年1月7日~2017年10月16日に当該サイトでカード情報を入力した利用者)
  2. カード情報以外の個人情報
    最大6万3,049名
    (2012年1月22日~2017年10月16日に当該サイトを通じて商品注文を行った利用者)

不正アクセスの原因は?

不正アクセスの原因は、サーバーに内在していた脆弱性です。

森永乳業によると、2017年10月16日にサーバーの入れ替えを実施したところ、契約が終了していた入れ替え前の旧サーバーにて脆弱性が内在していたとのこと。攻撃者はこの旧サーバーに内在していた脆弱性を悪用して、不正アクセスを行った可能性が推察されると説明しています。

参照健康食品通販サイトにおけるお客さま情報の流出に関するお詫びと調査結果のお知らせ/森永乳業


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