画像:株式会社アドウィックHPより
医療機器や医療品を幅広く扱う大手卸企業「株式会社ほくやく・竹山ホールディングス」は10月11日、同社が経営する連結子会社「株式会社アドウィック」の管理するウェブサーバが、何者かのサイバー攻撃を受けたことを公表しました。
株式会社アドウィックは医療機関待ち時間短縮サービス「シマフクロウ・シリーズ」を提供しており、同サーバには利用者の個人情報が記録されていたとのことです。
事件の経緯
事件発覚のきっかけとなったのは、10月10日に確認された不正アクセスの痕跡です。
同社が該当するアクセスログを解析したところ、「シマフクロウ・シリーズ」の管理サーバに対する不正アクセスが行われたことが判明。流出可能性の把握に至ったと述べています。
なお、現段階では詳細な手口が公表されていませんが、後述する対応策から推察するに、恐らく海外からの攻撃だと思われます。
最大で個人情報597,452件の流出が懸念される
同社発表によると攻撃対象となったサーバには、同社が取り扱うサービス利用者の「氏名や電話番号、メールアドレス・医療機関の予約時間等」が記録されていました。被害規模は相当大きく、総数は597,452件と見られています。
同社は今回の攻撃を受け、原因となったアクセスをブロックした上で、海外からのアクセスを全てブロックすることを公表。再発防止策として監視体制の強化を表明しています。
<参照>
お客様情報の流出に関するお詫びとお知らせ(PDF)/株式会社アドウィック
お客様情報の流出に関するお詫びとお知らせ(PDF)/株式会社ほくやく・竹山ホールディングス