ランサムウェア「Cerber」が仮想通貨を攻撃対象に|サイバーセキュリティ.com

ランサムウェア「Cerber」が仮想通貨を攻撃対象に



トレンドマイクロによると、脅迫文章を読み上げ身代金を要求することで知られるランサムウェア「Cerber」が、新たに仮想通貨「ビットコイン」の窃取機能を追加するようにアップグレードされたとのことです。

身代金を要求した上で仮想通貨の収奪も狙う事ができる、「おいしい」プログラムとして認知されつつあり、今後の動きに警戒が必要だと考えられます。

感染経路は従来通り

今回問題となっている「Cerber」の感染経路は、従来のランサムウェアと同様にメールファイルが主な経路となっています。JavaScript の添付ファイルとして侵入し、CERBERの亜種をダウンロード。

内部の挙動も概ね従来通りですが、冒頭で述べたように仮想通貨のウォレットを狙う機能が追加されており、感染すると莫大な被害が予測されます。

対策は従来通り不審なメールに注意すること

身代金要求に加えて、ビットコインの収奪機能まで備えた「Cerber」は、感染すると相当な脅威であることは間違いありません。

これまで既に3億ドル以上の被害をもたらしているランサムウェアファミリーの中でも、特に凶悪だと言えるでしょう。

ところが、感染経路は従来通りのスパムメールに過ぎません。不審な宛先からのメールを開封せず、システム管理者はこれら不正な添付ファイルをフィルタリングするなど、Eメール関連の対策を施せば十分に回避できると言えるでしょう。

ただし、こうしたスパムメールの文面は年々巧妙化の一途を辿っています。うっかり開封してしまわないように、より一層の注意が求めらることは疑いようがありません。

<参照>ランサムウェア「CERBER」に新たな機能追加。ビットコインを窃取/トレンドマイクロ


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