電子メール誤送信で医療関係者994名のメールアドレス漏えい│EAファーマ|サイバーセキュリティ.com

電子メール誤送信で医療関係者994名のメールアドレス漏えい│EAファーマ



画像:EAファーマ株式会社より引用

EAファーマ株式会社は2025年10月14日、同社の統合マーケティング本部首都圏オムニチャネルユニット西東京エリアにおいて誤送信があり、医療関係者994名のメールアドレスが漏えいしたと発表しました。

発表によると同社は10月7日、情報配信サービスに同意した医療関係者994名に対し、講演会の案内メールを10回に分けて外部一斉送信しました。ところが、アドレス入力時、本来「BCC(ブラインド・カーボン・コピー)」欄に入力すべきところを、誤って「TO(宛先)」欄に入力して送信していた、とのこと。結果、受信者間で他の方のメールアドレスが表示される事態となりました。

誤送信は翌日2025年10月8日、受信者からの指摘により判明しました。事態を把握した同社は、電子メールの送信取り消しの操作を行いましたが、結果、自動配信メールに再度メールアドレスが表示される事態も発生。同社は講演会関係者および誤送信先の受信者に対して状況説明と謝罪のメールを送信し、2025年10月10日にはメール削除の依頼を行いました。

同社によると、一連の誤送信により、医療関係者994名のメールアドレスが漏えいしました。氏名や住所などの他の個人情報、機密情報は含まれておらず、現時点で流出したアドレスの不正利用などの二次被害は確認されていないとのこと。

同社は原因について、従業員による操作ミスと確認体制の不備と説明。今後は個人情報を含む電子メールの取り扱いに関する社内規定を見直し、誤送信防止の仕組みを整備するとともに、全従業員に対して個人情報保護と情報セキュリティに関する教育を継続的に実施し、再発防止を徹底する方針を示しました。

参照メールアドレス流出に関するお詫び|EAファーマ株式会社

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