
画像:株式会社リクルートより引用
株式会社リクルートは2025年8月1日、退職した元従業員が在職中に社内資料を社外へ不正に持ち出していた事案について、漏えい件数などの詳細を公表しました。
リクルート社によると、不正持ち出しに関与したのは2024年3月末に同社を退職した従業員Aです。元従業員Aはリクルート社の旅行事業に関わる宿泊施設255施設の担当者計481名分の個人情報に加えて、担当するリクルート社員55名分の氏名やメールアドレス、電話番号などを持ち出していました。
リクルートは判明後、元従業員Aに持ち出した情報の削除を要請し、削除の完了を確認。さらに漏えい対象者に個別に連絡を取ったほか、専用の窓口を設置し対応に当たっている状況です。なお、漏えい情報について1件、使用が疑われる事例が確認されているとのこと。
同社は今後、退職・異動時の情報管理プロセスの見直しを実施。社内システムの一元管理化や従業員向けの情報セキュリティ教育、持ち出し監視体制の強化などを実施し、再発防止に努める考えを明かしました。
参照当社元従業員による情報の持ち出しに関するご報告とお詫び|株式会社リクルート