教育機関向け情報共有アプリで高校職員が操作ミス、他校生徒の情報閲覧可能に│群馬|サイバーセキュリティ.com

教育機関向け情報共有アプリで高校職員が操作ミス、他校生徒の情報閲覧可能に│群馬



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画像:群馬県より引用

群馬県は2025年7月18日、県立渋川女子高校が実施した情報共有アプリへの招待作業において所属職員の操作ミスがあり、同校生徒の氏名が別の高校に所属する生徒に漏えいしたことを発表しました。

説明によると、担当職員は渋川女子高校に所属する全校生徒に向けて情報共有アプリへの参加を促すための招待メールを送信していました。ところが3年生への送信作業中、誤って以前勤務していた県立高崎北高校の業務用アカウントを使用して招待メールを発信。これにより、渋川女子高校と高崎北高校の一部の生徒計約60名が、アプリ上で互いの氏名を閲覧できる状態となりました。

教員はメール送信直後に誤送信に気付き、すぐに高崎北高校の生徒アカウントをアプリから削除しました。しかし、発生翌日に高崎北高校から指摘があり、渋川女子高校側が確認。約10分間、双方の情報を閲覧できる状態にあったことが判明しました。

両校は発生後、生徒や保護者に経緯の説明と謝罪をしました。県教育委員会はこの事案を受けて、すべての県立学校に対し業務用アカウントの管理状況の再点検を指示。教職員の異動時にはアカウントの引継ぎを確実に行うよう徹底し、生徒情報の適切な取り扱いに万全を期す方針を示しました。

参照県立高校における情報共有アプリへの招待メールの誤送信について|群馬県

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