従来の高価な監視サーバ

サーバやネットワーク機器の監視と言えば、従来からオンプレミス型の監視サーバを設置するという方法が定番です。

IBM Tivoliや富士通Systemwalkerなどの大手ベンダーの監視システムは数百万から数千万円の導入費用になるケースも多くあります。
基本的には大規模システムを監視対象として作られたシステムのため、高価になるのです。

監視システム導入の目的

監視システムの導入目的は当然ながら、

  1. 障害の未然予防
  2. 障害発生時の迅速な検知
  3. 障害からの迅速な回復

の3点です。

情報インフラシステムはビジネスの基幹部分をなしているため、障害によりサービス停止が発生すると大きな損失に繋がりかねません。
そのため、監視システムを導入することで障害によるサービス停止を限りなくゼロに近づけることを目指しているのです。

このように非常に高価ではあるが、企業の情報システムにとって欠かすことのできないものである監視システム。
最近では、クラウド型の監視システムも利用されるようになってきています。

クラウド型監視システム

クラウド型の監視システムを使う場合、監視システムを従来のオンプレミス型として自社に置くのではなく、インターネットを通じてデータセンターに設置されたシステムを利用します。
このクラウド型の監視システムを利用することによって以下の3つのメリットがあります。

  1. オンプレミス型に比べてコストが安い
  2. 導入と運用がしやすい
  3. 災害に対して強い

まず1ですが、先ほど述べた通りオンプレミス型の監視システムは非常に高価です。
クラウド型はこれに比べると、

  • データセンターのシステムを利用するためサーバ購入などの必要がなく初期コストが安価
  • 設備の更新コストが必要ない(月額利用料に含まれる)

といったコスト面でのメリットがあります。

また、自社でのサーバやソフトウェアの導入を行わず、データセンターのシステムを利用することから導入が迅速に行えるという2のメリットもあります。

もちろん、運用においても自社でメンテナンス等を行う必要がなくなりますので、かなり労力が削減されます。
加えて多くの場合、クラウド型のシステムでは特別な端末を必要とせず、インターネットを介して通常のPCやスマートフォンなどでも利用できるため、監視システムとしての可用性が高まります。
通常の導入面、運用面ではこういった1や2のような利点があります。

またオンプレミス型の場合、台風や地震といった災害の際に自社のシステムが被害を受けるとデータ消失などのリスクがあります。
しかし、クラウド型の場合はシステムやデータは自社ではなくデータセンターに置かれています。
データセンターは多くの場合2か所以上に設置され、同じデータが複製されて保管されています。

こうすることによって東日本大震災のような甚大な災害が発生して一か所のデータセンターが喪失してもデータが安全に守られるようになっています。
実際に災害が発生した場合でも、システムやデータが失われないため迅速に復旧を行うことが出来ます。
そういった意味で3のように災害に強いシステムを実現しています。

おわりに

大手企業に比べて予算の厳しい中小企業にとって高価なオンプレミス型監視システムはなかなか導入できないケースも多いですが、比較的安価なクラウド型の監視システムはそういった企業にとっても導入しやすいものです。

中小企業が安価に監視システムを導入できるということは、彼らのシステムでもオンプレミス型の監視システムを導入している大手企業のように「障害の未然予防」「障害発生時の迅速な検知」「障害からの迅速な回復」が可能になるということです。

こういった中小企業にとってより安定して効率よく業務を行えることは、ビジネスチャンスの拡大に繋がる非常に意味のあることです。

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