スパイウェア駆除をオンラインで無料で行う方法|サイバーセキュリティ.com

スパイウェア駆除をオンラインで無料で行う方法



スパイウェアには様々な種類や、その種類に応じた症状があるのはご存知かと思いますが、万が一自分のパソコンがかかってしまった場合の影響を考えると、不安に思う方が多いかと思います。

そのような不安を感じている方は、当ページに整理した無料のオンラインスキャンツールでスパイウェアの感染確認・駆除を行いましょう。

スパイウェアをオンラインでの感染確認・駆除方法

スパイウェアとは、簡単に説明すると「コンピューター内で、ユーザーの個人情報や行動を収集し、別の場所に送ってしまうプログラム」のことです。
まさに「スパイ」ですね。

通常スパイといえば、ターゲットとなる国に忍び込んで母国に情報を送る。
そんなイメージにぴったりな名称の「スパイウェア」
スパイウェアには、いくつかの種類があります。

スパイウェアの種類

この種類によって、スパイウェアの活動内容や危険度が異なっていますので、このページで覚えておきましょう。

危険度が低いマルウェア

  • アドウェア:勝手にポップアップ広告などが表示されるようになる
  • ジョークプログラム:突然音が出たり、勝手に画像が表示されたりする
  • ダイヤラー:勝手に国際電話にかけるなど

危険度が高いマルウェア

  • キーロガー:閲覧したホームページとキーボード操作を記録。暗証番号などが盗まれる可能性も
  • ブラウザハイジャッカー:勝手にブラウザのTOPページの変更や、セキュリティレベルを下げるなど
  • リモートアクセスツール:パソコンが遠隔操作される

それぞれの特徴は、「スパイウェアとは?その種類別の症状や、感染経路や対策を解説」の記事をご覧ください

無料オンラインスキャンツール

それでは、前述したようなスパイウェアの疑いがある場合のオンラインでの無料のスキャン情報を紹介します。
下記のセキュリティソフトベンダーが公開しているスキャンツールが効果的です。ぜひ試して見ましょう。

トレンドマイクロオンラインスキャン[トレンドマイクロ]

ウイルスバスターで知られる「トレンドマイクロ」のオンラインスキャンツールです。
マルウェアの検出のみに対応し、駆除することはできません。しかしながら、ダウンロード時に最新のパターンファイルを導入するので、検出率はかなりのもの。
ユーザー登録等の面倒な動作が必要ないよころも人気です。
マルウェアの駆除が必要になった場合は、別途ウイルス対策ソフトが必要になります。

サイトトレンドマイクロオンラインスキャン

OS Windows
マルウェア検知
マルウェア駆除 ×

カスペルスキー セキュリティ スキャン[カスペルスキー]

ロシアのセキュリティソフトの老舗「カスペルスキー」のオンラインスキャンツールです。
こちらもマルウェアの検出のみに対応し、駆除することはできません。

サイトカスペルスキー セキュリティ スキャン

OS Windows
マルウェア検知
マルウェア駆除 ×

ノートンセキュリティスキャン[シマンテック]

有名セキュリティ企業「シマンテック社」のセキュリティソフトの無料版です。非常駐型ですがスケジュール機能を使った指定時刻のスキャンに対応。
サイトノートンセキュリティスキャン

OS Windows
マルウェア検知
マルウェア駆除 ×(危険なcookieの削除可能)

McAfee Security Scan Plus[マカフィー]

ウイルス対策、ファイアウォール サービス、ウェブ セキュリティでパソコンを保護し、実行中のアプリケーションに対する脅威を阻止します。

サイトMcAfee Security Scan Plus

OS Windows
マルウェア検知
マルウェア駆除 ×

F-Secure オンライン スキャナ[エフセキュア]

「F-Secure オンライン スキャナ」はウイルスとスパイウェアを検出・削除します。本ツールは PC にセキュリティソフトウェアがすでにインストールされている場合でも実行できます。
また、F-Secure オンライン スキャナは数クリックのみでご利用できます。ダウンロードと起動を行うだけで、PCには何も残りません。

サイトF-Secure オンライン スキャナ

OS Windows
マルウェア検知
マルウェア駆除

ソフトやアプリをインストールして感染確認・駆除する方法

前述の方法は、オンラインで確認する方法でしたが、
PCの場合ソフトを、スマホの場合アプリをインストールしてしっかりと駆除する方法もあります。

デバイス別に整理しましたので、ぜひ参考にしてください。

セキュリティソフトで検知、取り除く Windows、MacOS編

パソコンの場合、もっとも良いのはセキュリティ対策ソフトを利用することです。

下記に日本でも多数の導入実績があり、一度は耳にしたことがあるウイルス対策ソフト3つをランキング形式で紹介させていただきます。

ノートン

ノートンSymantec(シマンテック)社からリリースされているノートンシリーズはセキュリティ対策ソフトの定番の1つ。

主に個人向け製品で、Windows、Macのウイルス対策だけでなく、パソコンの最適化、ディスククリーンアップ、データのオンラインバックアップなども可能です。
30日無料体験版あり

サイトノートン

カスペルスキー

カスペルスキーロシアのカスペルスキー社のセキュリティソフト。上記のノートンに比較すると日本での知名度は下がるが、性能は非常に優れている。

Windows、Mac、Android対応の総合セキュリティソフトで、ウイルス対策、危険なWebサイトへのアクセス防止、ネット決済時の保護など、パソコンやモバイル端末を安全に使うためのセキュリティを提供。
30日無料体験版あり
サイトカスペルスキー

ウイルスバスター

ウイルスバスタートレンドマイクロ社のソフトウェアで日本で最も利用者の多い定番ソフトの1つ。

ウイルスバスターは、高い防御力と軽さを両立しながら、使いやすさと安心のサポートを提供するマルチデバイス対応セキュリティソフトです。
30日無料体験版あり
サイトウイルスバスター

こういったものをお使いのパソコン(WindowsやMac)に導入しておくことで、検知し、取り除くことができるようになります。

実際に感染していないかどうか、検知や駆除は以下の流れで行います。
①ソフトウェアで「完全スキャン」を行う
②検知されたら、画面の指示にしたがって「駆除」を行う

セキュリティアプリで検知、取り除く Android編

スマホの場合は、セキュリティ対策アプリが使えます。これも同じようにセキュリティベンダーからアプリが提供されているので利用しましょう。

ノートン・モバイルセキュリティ

ノートン モバイル セキュリティは悪質なアプリ、データの盗難や損失、個人情報や金銭を盗み出すウェブサイトなどの脅威から Android™搭載のデバイスを守ります。さらに、個人情報やコンテンツを漏えいしたり、バッテリやデータを過剰に使用したり、不審な動作を行ったりする可能性のある、リスクをもたらす恐れのあるアプリから、先手を打って保護します。ノートン モバイル セキュリティによって、安心してモバイルをお使いいただくことができます。
30日無料体験版あり
Google Playノートン モバイルセキュリティ

ウィルスバスター・モバイル

● スマホ・タブレットを守るセキュリティアプリ
● スマホウイルスや危険なWebサイトをブロック
● 販売本数 No.1
● 第三者評価機関からマルウェア防御最高位の評価
30日無料体験版あり
Google Playウイルスバスター モバイル

カスペルスキー インターネット セキュリティ

カスペルスキーが無料で提供するAndroid端末向けセキュリティ対策アプリ
カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidは、無料でダウンロードできる総合セキュリティ対策ソフトです。パソコンよりもセキュリティ面で危険性が高まっているスマートフォンやタブレット、そしてその端末に含まれる個人情報をインターネット上の脅威から保護します。新機能「アプリロック」は、端末にインストールされているアプリに含まれる個人情報を盗み見などから保護します。
Google Playカスペルスキー インターネット セキュリティ

これらはパソコン用のソフトと同じように、感染していないかどうかの検知や駆除が行えます。

それでも不安がある場合はシステムを初期化、復元する

セキュリティ対策ソフトやアプリで検知や駆除を行っても、本当に削除されたのか不安が残ることがあるかもしれません。その場合は、システムを初期化し、バックアップから復元するということが必要となります。

スパイウェアに感染してしまう主な経路

では、こういったスパイウェアは一体どういった経路から侵入してくるのでしょうか。スパイウェアが侵入する経路は大きく分けて以下の5つとなります。

無料ソフトのインストールによるもの

無料ソフトの中にはスパイウェアが仕込まれているものがあります。インストールすることで、スパイウェアの侵入を許してしまいます。

偽の広告やポップアップをクリックして

「あなたのパソコンはウイルスに感染しています。修復するにはこちらのセキュリティツールをお使いください!」などといった偽のメッセージが表示された時に「OK」を押してしまうとスパイウェアの侵入を許してしまうケースがあります。

Webサイトの閲覧から

悪意のあるWebサイトを閲覧することで、自動的に導入されてしまうことがあります。

メールから

不正なメール本文、あるいは添付ファイルを開くことで侵入を許してしまうことがあります。

直接仕込まれる

パソコンやスマホを直接操作されることで、侵入を許してしまうことがあります。

スパイウェアに勝手なことをさせないための予防策4つ

そもそもスパイウェアに感染すると情報が収集・送信されてしまいます。
これは、情報の保護という意味で非常に問題ですし、そもそも他人に情報を覗かれているようで気持ちの良いものではありませんね。では、スパイウェアの侵入を防ぐためにはどうすれば良いでしょうか。

  • 不審なソフトはインストールしない
  • 怪しいポップアップなどはクリックしない
  • 怪しいサイトには接続しない
  • 不審なメールは開かない
  • 離席時の画面ロックを徹底する

こういった予防策を行うことで、スパイウェアの被害を防ぐことが出来ます。

まとめ

パソコンやスマホに侵入し、個人情報やネットの閲覧記録などの行動情報を不正に取得、外部へ送信してしまうスパイウェアは情報漏洩の点からも大きな脅威となっています。

今回は、こういったスパイウェアについての概要や検知・駆除の方法、予防策を説明してきました。スパイウェアを防ぐ最も効果的な方法は、日頃から「不審なソフトはインストールしない」「怪しいサイトは訪問しない」といった、利用者個人の心がけです。こういった心がけ一つで被害は防ぐことが出来ます。ぜひ今回の記事を参考にして、被害に合わないように予防を心がけましょう。


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