ニコニコ動画のドワンゴ、N高生徒情報「漏えい可能性高い」と発表|サイバーセキュリティ.com

ニコニコ動画のドワンゴ、N高生徒情報「漏えい可能性高い」と発表



画像:株式会社ドワンゴより引用

株式会社ドワンゴは2024年7月3日までに、同社やグループ会社に対するランサムウェア攻撃に関連し、同社がシステムを提供する学校法人角川ドワンゴ学園において在学生や卒業生の個人情報が外部漏洩した可能性が高い旨、発表しました。

原因となったサイバー攻撃は2024年6月8日、ドワンゴ運営サービスの「ニコニコ動画」にて起きたシステムに障害により判明しました。ドワンゴ社の調査によると、原因は外部からの不正アクセスによるもので、システム内にてランサムウェア被害が発生。「ニコニコ動画」をはじめ「ニコニコ生放送」や「ニコニコチャンネル」など周辺サービスも障害が波及し、復旧に1カ月以上を要する深刻な事態となりました。

ドワンゴ社が新たに公表したのは、同社がシステムを提供し、「N高等学校」や「S高等学校」を運営する学校法人角川ドワンゴ学園に漏えいの可能性です。同社はこれまでドワンゴ学園からの情報流出について「外部調査機関の調査結果を待つ」など慎重な対応を取っていました。しかし、2024年7月3日、攻撃者が親会社のKADOKAWAのデータセンターより奪取したと見られる情報にN中等部・N高等学校・S高等学校の在校生・卒業生・保護者のうち一部の個人情報が含まれていた可能性があると発表。さらに情報漏えいの懸念の強度について、「漏えいした可能性が高い」と発表したうえで、犯人と目されるグループが公開したファイルをダウンロードしないよう呼び掛けました。

なお、同社は現在、漏えいが懸念される対象者に個別メールを送信し事情を説明、専用フォームを案内しています。

参照ランサムウェア攻撃による角川ドワンゴ学園に関する情報漏洩のお知らせとお詫び


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