京都府警サイバー捜査課などは2023年10月19日までに、他人の情報を利用して消費者金融から不正に借り入れをする「借入詐欺」を働いたとして、福岡県に住む20代男性を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕しました。
情報によると、男性はインターネット上で影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれる人物に接近し、ポイントキャンペーンの宣伝を依頼しました。ところが、男性は正規サービスの担当者を装った別の人物で、インフルエンサーには消費者金融サイトへの登録誘導を目的とした偽の広告用SNSアカウントを提示していたとのこと。
男性はその後、キャンペーンに応募してきた女性から手続きとして消費者金融サイトへの登録を指示。女性から取得したIDやパスワードを利用して、現金20万円を借入れるなど、なりすまし行為を働いた疑いが持たれているとのこと。警察は共犯者がいる可能性を視野に慎重に聞き取りをしています。
借入詐欺は副業系詐欺と並び存在感を増しています。大手消費者金融のアイフルなどは、インフルエンサーの宣伝による金融犯罪に注意喚起を発しています。
参照消費者金融を不正利用疑い SNSに偽広告、男逮捕/神戸新聞NEXT
参考金融犯罪の事例 -副業・アルバイト・SNS詐欺/アイフル