杉並区委託先企業がランサム感染、学童クラブなど個人情報流出懸念|サイバーセキュリティ.com

杉並区委託先企業がランサム感染、学童クラブなど個人情報流出懸念



画像:杉並区より引用

東京都杉並区は2023年6月7日、学童クラブ事業の委託先である社会福祉法人福音寮が運用しているサーバーがランサムウェアに感染したと明らかにしました。

説明によると2023年5月30日、委託先でサーバーのファイルにアクセスできない事態が発生。専門業者に調査を依頼したところ原因がランサムウェアによるもので、事業運営に使用するサーバー内のデータが暗号化されている事実が判明しました。なお、調査には時間を要する見通しで、公表時点で原因などは明らかになっていません。

杉並区は被害事業者に11か所の学童クラブや7か所の放課後等居場所事業の運営を委託していました。杉並区によると、事業者はリスク回避のため被害サーバーのデータをすべて削除しましたが、被害を受けた後の対応とのこと。公表時点で情報流出や流出情報の不正利用などは確認されていませんが、サーバー内には施設利用者の個人情報が格納されていたこともわかっており、情報流出の可能性は否定できない状況です。

参照委託事業者サーバーのランサムウェアによる被害について(5年6月7日)/杉並区


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