大阪急性期・総合医療センター、バックアップ確認で復旧見通し|サイバーセキュリティ.com

大阪急性期・総合医療センター、バックアップ確認で復旧見通し



画像:大阪急性期・総合医療センターより引用

大阪急性期・総合医療センターは2022年11月16日、同院のシステム等がサイバー攻撃を受けた問題について、電子カルテの一部参照が可能になったと明らかにしました。

大阪急性期・総合医療センターをめぐる問題は2022年10月31日、同院がランサムウェアによる攻撃を受けたと発表したことにより判明しました。攻撃の対象となったのは同院の電子カルテシステムなどで、影響により外来診療や急患受入を停止するほか、緊急性の高いものを除き手術も中止する事態に陥りました。

同院は今回の続報にて、2022年11月10日時点で電子カルテの一部参照が可能になったとしています。ランサムウェアにより暗号化されたデータは復号が困難であるものの、同院では攻撃を受ける直前のバックアップデータを確認しており、これにより復旧の見通しが立ったとのこと。同院はこれまで「復旧の目途が立たない」など悲観的な見通しを示していましたが、一転、復旧の見通しが立った形です。

続報によると同院では2022年11月17日より、一般救急患者の受け入れを再開する方針です。また、2022年12月には検査を再開し、2023年1月には通常診療再開を目指すとのこと。ただし、感染経路や詳細な原因は断定されておらず、今後も調査を継続するものと見られます。

参照「電子カルテシステム」の障害発生について(第6報)


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