画像:三桜工業株式会社より引用
三桜工業株式会社は2022年3月24日、同社の米国子会社である「Sanoh America Inc.」にて運用するシステムがランサムウェアに感染し、情報流出および暗号化被害が確認されたと明らかにしました。
説明によれば、米国子会社では2022年3月12日に外部からの不正アクセスが発生。これを受け、インターネット接続を遮断した上で情報セキュリティ専門会社による調査をしたところ、ランサムウェアによる暗号化被害及び情報流出の可能性が判明しました。
発表によると、同社が情報流出の可能性を認識したのは2022年3月23日のことです。同社は懸念発生から公表までに時間を要したことについて、謝罪しています。
生産への影響はなし、現在は復旧済
三桜工業株式会社によると、被害を受けた米国子会社は記事公開時点で不正アクセスによる被害から復旧しており、正常に稼働している状況です。
感染は事実であるものの生産への影響はなく、関係先への連絡は済ませているとのこと。
なお、同社は今後、情報セキュリティ専門会社のアドバイスを受け、セキュリティ強化等の対策による再発防止に努めるとしています。