マルウェア感染もシステムで不審メール送信を制御、オーエンス|サイバーセキュリティ.com

マルウェア感染もシステムで不審メール送信を制御、オーエンス



画像:株式会社オーエンスより引用

株式会社オーエンスは2022年3月11日、同社が東京都より受託し構成団体をつとめる東京辰巳国際水泳場にて、同社運用の端末が第三者からのサイバー攻撃を受け、利用団体や関係者のメールアドレス300件が流出した可能性があると明らかにしました。

説明によると、同社は2022年3月2日、従業員が使用する端末のメールアカウントから約1,900件の不審メールの送信処理が実行された事実を把握。調査を実施したところ、不審メールは社内システムに制御され送信されていませんでしたが、該当端末がマルウェアに感染していた事実が判明したとしています。

同社はこのため、攻撃者がメールアカウント内に記録されていたデータを閲覧した可能性があると発表。対象者らに不審メールが発生するとして注意したほか、流出懸念について謝罪しました。

セキュリティ機器導入など対策

株式会社オーエンスは被害端末をネットワークから隔離し、ネットワーク内で使用する全端末にセキュリティチェックを実施したところ、被害端末以外での感染は確認されなかったとしています。

また、同社は専門事業者によるセキュリティ強化支援を受けており、新たなセキュリティ機器を導入するほか、従業員教育を徹底し、再発防止に努めるを発表しました。

参照【お詫びと注意喚起】弊社現場に対するサイバー攻撃について/株式会社オーエンス


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