Emotet感染で実在従業員名乗る不審メール、フクシマガリレイ|サイバーセキュリティ.com

Emotet感染で実在従業員名乗る不審メール、フクシマガリレイ



画像:フクシマガリレイ株式会社より引用

フクシマガリレイ株式会社は2022年3月3日、実在する同社従業員を名乗る不審メールが、複数の関係先に送信されている事実を確認したと明らかにしました。

発表によると、同社は従業員の端末がEmotetに感染していた事実を把握しており、メールサーバーから流出した情報を攻撃者が悪用したものと見ています。同社によると、発生した不審メールは実在する従業員名を名乗ったり、実際にやりとりした件名データを引用するなどしているとのこと。

同社は不審メールの発生を警告する一方で、Emotet型の攻撃に共通して見られる「メールドメインが正規のものと異なっている」点も指摘しています。即ち、発生している不審メールは同社が運用しているドメイン(@galilei.co.jp)とは異なるものを使用しており、開封前にアドレスを確認することで識別可能と呼びかけています。

二次被害や拡散の防止に努める

フクシマガリレイ株式会社は当面、事実関係についての調査を継続する方針です。

Emotetは二次被害や拡散を起こしやすいサイバー攻撃であるため、不審メールに対する注意喚起などを行うことで、被害拡大の防止に努めるとのこと。

また、今後は譲歩セキュリティ対策を強化し、再発も防止するとしています。

参照弊社を装った不審メールに関するお詫びとお知らせ/フクシマガリレイ株式会社


SNSでもご購読できます。